
投稿日:2021/5/28
更新日:2023/7/13
業界で注目を浴びるスタートアップの会社自体ではなく、今一番求めているポジション(急募求人)にフォーカスを当てて掘り下げていく本企画。第11回は株式会社RABOの「CEOの右腕・参謀(スーパーNO.2)候補」について、代表取締役社長の伊豫愉芸子さんにインタビューを実施しました。
株式会社RABO 代表取締役社長伊豫愉芸子

東京海洋大学大学院博士前期課程修了。東京大学大気海洋研究所 佐藤克文教授のもと、ペンギンやオオミズナギドリに小型センサーをつけ行動生態を調査するバイオロギング研究に従事。大学院修了後、株式会社リクルートに新卒入社し、インターネットサービスの企画やプロダクトの設計、新規事業開発を担当。 2018年2月22日の猫の日に、株式会社RABOを創業。猫様と20年以上一緒におり、ショートヘアソマリ♂のブリ丸(Cheif Cat Officer)とベンガル♂のおでんと暮らしている。一般社団法人日本ペット技能検定協会認定キャットケアスペシャリスト/キャットシッター資格所有。株式会社HERP 代表取締役CEO 庄田 一郎

京都大学法学部卒業後、リクルートに入社。SUUMOの営業を経て、リクルートホールディングスへ出向。エンジニア新卒採用に従事する。その後、エウレカに採用広報担当として入社し、同責任者に就任。2017年3月、HERPを創業。本記事ではインタビュアー、ちょこちょこ感想を挟む。バイオロギング技術と機械学習を活用し、これまで見えなかった”猫様の時間”の可視化を実現することで、留守中の見守りや健康管理を実現する「Catlog®(キャトログ)」を開発。
Catlog(キャトログ)とは
首輪型のデバイス「Catlog」とトイレの下に敷くボード型デバイス「Catlog Board」で、猫様専用のIoTサービス。猫様の活動データや健康データをリアルタイムで収集し、飼い主がいつでも確認することができる。
本記事で取り上げる株式会社RABO様の急募求人
庄田:本日はよろしくお願いいたします!
最初に一番気になっていたことをお聞きしたいのですが、やはり猫様と暮らしていないと入社できないのでしょうか…?
伊豫:よろしくお願いいたします。よく聞かれるのですが、猫様が好きであれば、一緒に暮らしていなくても大丈夫です。笑 実際に猫様と暮らしていないメンバーと暮らしているメンバーは同じくらいいます。
弊社のCSはカスタマーサポートではなく”キャットスペシャリスト”なのですが、CSの人材要件のみ猫様と暮らしている方に限定しています。
庄田:そうなのですね!猫様と暮らしていないと入社資格がないのかと思っていました。安心してこのあとのインタビューが聞けます。
伊豫:我々は「大切な存在を大切に想い、そして大切にできる世界」を”目指す世界観(VISION)”に掲げているのですが、その大切な存在というのは猫様に限っていないんです。
それぞれにとって大切にしたい存在を大切に想う気持ちを尊重しているので、対象は猫様に限らず、そういった愛のある方がカルチャーマッチがあるかなと思います。
庄田:素敵ですね。そんなRABOさんですが、今回の募集はどのようなポジションなのでしょうか?
伊豫:なかなかポジション名にするのが難しいのですが、言葉にすると「CEOの右腕・参謀(スーパーNO.2)候補」でしょうか。役割は、私と一緒に組織戦略を考えて組織をデザインしたり、RABOの目指す世界観に共感して社会に伝えていくことを期待しています。
庄田:なるほど、今回このポジションを募集するに至った背景はどのようなものでしょうか?
伊豫:今現在何か大きな問題が発生しているわけではないのですが、取締役は現在私のみなので先を見据えて、CEOである私の右腕・参謀として弊社を担ってくれ、ゆくゆくはスーパーNO.2になっていただけるような方の募集を始めようと決めました。
「HR・採用担当」を募集するか迷っていたのですが、そういった限定的な役割としての募集ではなく、組織と会社をよくしていくことをミッションに、IPO準備なども含めてコーポレート全体を整えることを一緒にやれたらと思っています。
庄田:幅広い業務をお任せするポジションということですね。
伊豫:はい。今回の募集に限らず、RABOでは元々プロフェッショナルな方が多いのですが入社後さらにキャリアの幅を広げているメンバーがすごく多いです。バックエンドエンジニアがインフラもみていたり、IoT側の開発に染み出したり。
自分のプロフェッショナルな軸がありながら、新しいトライをしてもらっていることもあって、このポジションでお願いします、というのがすごく難しいんです。
庄田:No.2ということは、経営陣として活躍されることも期待されているのでしょうか?
伊豫:ゆくゆくは期待したいですが、基本的には役職者は社内から任用したいと考えており、最初からその役割で採用するのではなく、”候補”として募集しています。将来的にご自身の専門性、社内でのご活躍の方向性からCFO/CSO/CHRO/COOなどを目指していただきます。
庄田:なるほど。伊豫さんが考える、RABO社での仕事のやりがいはどのようなものですか?
伊豫:世界中の猫様にとってよいプロダクトを届けるための会社や組織のベースを整えていく方になるので、弊社の事業や会社そのものに共感していただける方にとってはとてもやりがいがあるのではないかなと思います。
また、猫様界におけるApple社のような存在を目指しているので、手前味噌ですがそんな会社に早期に関われることも魅力の一つだと考えています。
猫様の行動は万国一緒なので、言語対応さえすればローカライズが特段必要ないと考えています。そういったプロダクト特性もあって、実際にグローバル展開も具体的に見据え始めました。
庄田:猫様界におけるApple社!パワーワードですね。笑 でも確かに、グローバル展開のしやすさも一つの魅力ですね。
庄田:プロダクトをリリースしてから少し経ったと思いますが、お客様の反応はどうですか?
伊豫:Catlogをローンチして約1年半経ちましたが、SNSでの数回に渡るバズなどもあり、プロダクトの認知も徐々に拡がってきました。また、第二弾プロダクトのCatlog Boardも昨年10月に発表しましたが、クラウドファンディングのサポート金額は最終1,500万円を超えるなど高い関心をいただきました。
毎日SNSにCatlogに関する自発的な投稿がかなりの数あったり、周りの方におすすめいただいてる方も多く、熱狂的なファンの方も増えてきているように感じています。
庄田:そういった熱狂を生むようなプロダクトをつくることができた要因はなんだと思いますか?
伊豫:我々自身も猫様のことが狂ったように好きというのが一つの要因だと思います。それもあって、ニンゲンの手間を減らすためのペット向けデバイスやサービスは今までもありましたが、我々はニンゲンではなく猫様のためのプロダクトを開発しています。それに共感いただく飼い主さんの方が多いと感じています。お客様は猫様で、弊社はD2C企業。CはCatです! また、プロダクト開発の経験が豊富なメンバーが揃っているので、その知見によるところも大きいと思います。
庄田:なるほど。これは素朴な疑問なのですが、猫様と会話できない難しさはないですか?
伊豫:たしかに、これ重くない?と聞いても答えてくれないですもんね。笑
でも、会話できなくても、猫様たちに実際に装着いただきデータをとって、という方法で十分に得たいことは得られています。プロダクト開発を手伝ってくれている猫様たちは30匹以上。Chief Cat Officerという肩書きはふざけているわけではなく、実際に様々な仕事をしてもらっています。
もちろん、購入するのは飼い主さんなので、ニンゲンから見て邪魔そう、重たそう、などの意見も大切にしています。
庄田:ハードもソフトも両方開発するのは想像するだけで大変そうですが、どのようにしてプロダクトはできあがっていくのでしょうか?
伊豫:ハードウェア自体の開発は現在は外部の開発パートナーにお願いしていますが、逆に言うと、ほかはすべて自社で開発しています。アプリやバックエンド、WEBサイト、機械学習ロジックはもちろん、ベルトの部分のデザインや、パッケージや輸送箱まで自社ですべて手掛けており、すべてが「Catlog」というプロダクトです。
デバイスは何度か試作を経て、もちろん猫様にも試着を何度もしてもらいながら作成するので、ハードウェアおよびそこにのるファームウェアや、平行してアプリのソフトウェア側と機械学習ロジックのアルゴリズム作成と検証なども行い、リリースクオリティに達したらリリースになります。
庄田:両方同時に進行するんですね。一番大変なところはどんなところですか?
伊豫:機械学習ロジックの検証が一番大変かもしれません。弊社のコア技術ですし、ここまで機械学習というものとプロダクトが直結している、かつC向けという点で非常にユニークだと思っています。うちの機械学習エンジニアは、一日中ひたすら猫様の動画を見続けています。笑
例えばこれは、ご飯を食べているのかそれ以外の行動かを判定しようとしているものです。データの羅列をどういう風に組み合わせたら行動が抽出できるかを、機会学習で設計しています。

庄田:すごい…。これだけ見ても猫様が何をしてるかさっぱりわかりませんが、これが猫様の行動把握につながっているんですね。
庄田:社内には機械学習エンジニアさん以外に、どのようなポジションの方がいるのでしょうか?
伊豫:プロダクトドリブンな会社なので、エンジニャーやデザイニャーはじめとした開発メンバーが多いですが、Bizdevとファイナンスと獣医を兼任しているメンバーもいます。笑
創業初期から、デザインを経営の軸にしていると対外的にも発信してきましたが、明示的に役職者としてVP of Designをおいています。
庄田:デザインを経営の軸にしているのはどうしてなんですか?
伊豫:ペットグッズって、なかなかデザイン性の高いものがないんです。猫様の可愛さや美しさ、スタイリッシュさを損なわないデザインのものがつくりたいと、初期から強く思っていました。
デザインのこだわりと並んで、クリエイティビティの高さも評価いただくことが多いです。
わかりやすい事例だと、”猫バカプラン”というアプリのプラン名だったり、アプリのデザインだったり。クロネコヤマトさんとコラボして、ラストワンマイルまで体験を含むデザインにこだわっていたりもします。
庄田:なるほど。細部までのこだわり、とても素敵ですね。そんなこだわりを支える、ビジョンミッションなどは設けているのでしょうか?
伊豫:果たす役割(ミッション)と目指す世界観(ビジョン)を定めています。 果たす役割は”世界中の猫と飼い主が、1秒でも長く一緒にいられるように 猫の生活をテクノロジーで見守る”。目指す世界観は”大切な存在を大切に想い、そして大切にできる世界”です。
これに共感するメンバーが集っているし、これからもこれらに共感する方にジョインいただきたいと思っています。
庄田:果たす役割や目指す世界観を実現するために、組織としての制度も設計されていますか?
伊豫:制度はあまり設けていないんです。個々人の自律自走を重視しています。ただ、最低限会社として大事にしてることが実現できるように、産休・育休制度はしっかり整えていたり、猫様・ニンゲンのご家族に関わらず、病院に連れて行くなどの理由で休みやすいようにもしています。
実際に入社してすぐに育休を取得した男性社員もいますし、制度があるだけではなく、大切な存在を大切に想う文化としても根付いているように思います。
庄田:RABO社の社風の特徴を教えてください。
伊豫:大人で、ただただ”コトに向かっている”方が多いと感じていますし、メンバーからも、プロダクトや猫様に真っ直ぐに向き合えていい環境であるという声も聞こえてきます。
また、目的とそのためにやりたいことがはっきりしている会社なのと、自分ではなくその目的にベクトルが向いている方が多いので、その目的のために頑張るときは頑張る、休む時は休む、とオンとオフがはっきりしているなとも感じています。
庄田:最後に、これからの展望を教えてください。
伊豫:現在取得できているデータはすでに12億件を超えて膨大になってきているので、そのデータを元に新たなビジネスを展開していきます。
ちょうど5月24日に、猫様のお食事をテクノロジーでサポートする『Catlogフードケア』をリリースしました。Catlogで取得した活動量を1日の消費カロリーに換算。毎日の食事量と合わせることで、消費と食事のバランスを提案するサービスです。ゆくゆくは、猫様の生活環境等に応じたフードのレコメンドや購入サービスも。
また、詳細は今後発表予定ですが、かかりつけの獣医さんとの連携もおこなっていきます。普段のようすが見れない動物病院での診察時に、Catlogで蓄積された猫様の普段の生活データを提供、今後通院タイミングについてのレコメンド等も実施します。 猫様の幸せ・健康のために、これからもやりたいことがたくさんあるので、それに一緒に挑戦してくれる新しい仲間に出会えたら嬉しいです。
庄田:同じだけ猫様を愛し、会社をグロースさせていける仲間に出会えるといいですね。お話聞かせてくださりありがとうございました!
今回インタビューの中での新たな発見は、RABOさんは猫様を愛するプロダクトベンチャーでありながらテクノロジーの会社でもあるということでした。外から見ていると、猫様をいかに愛しているかはとても伝わってくるのですが、その裏側にデータの有効活用を主体とした多くの技術的チャレンジが存在していて、そういったやりがいを感じられる環境でもあることがとてもよくわかりました。
また、伊豫さんの描くビジョンは猫様への愛だけではなく、壮大かつとてもリアリティのある戦略で聞いているこちらも興奮するものでした。
多くの猫様に使っていただくことでその先に多くの機会があることがとってもよくわかりましたし、今回のポジションはそういったチャレンジの成功確率を組織を通じてどうあげていくかというところに大きなやりがいがあり、逆にそういった愛のある先進的なチャレンジを実践する組織を自分の手でデザインするというとても意義深いミッションを任されるということだと思うので、スタートアップで新たにチャレンジしたい、自分の人生を壮大なチャレンジに注ぎたいという方は一度伊豫さんのお話を聞いてみてください。
単にお話を聞くだけでもとっても興味深くワクワクする時間になると思います!
本記事で取り上げた株式会社RABO様の急募求人
<すごい会社のすごい本業大解剖!シリーズ>
No.1 10X(COO)
No.2 Gracia(UI/UXリードデザイナー)
No.3 BASE(カスタマーサクセス戦略企画 ※責任者候補)
No.4 ポジウィル(COO)
No.5 MOSH(COO)
No.6 Eventhub(プロダクトマネージャー)
No.7 Luup(サービス責任者兼オペレーションマネージャー)
No.8 TENTIAL(広報)
No.9 みんなのマーケット(エンジニアリングマネージャー)
No.10 鹿島アントラーズ(マーチャンダイザー・経営戦略)

株式会社UPSIDER
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キャディ株式会社
「組織拡大期でも採用基準は下げない」HERP Hireへの切替導入で“こだわり採用”を叶えたキャディの事例

株式会社Kyash
タイムラインでのやり取りの積み重ねを候補者のアトラクトに活用!HERP Hireが支える株式会社Kyashのスクラム採用

株式会社iCARE
「1年50名採用目標」を半年で達成。株式会社iCAREが既存カルチャーを生かしてスクラム採用体制を確立できた理由

弥生株式会社
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BASE株式会社
エンジニアはエンジニアの眼で見て採る!採用活動をプロダクトとして捉えるBASEの「スクラム採用」とは

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全職種でワークサンプルを実施!候補者目線を考え尽くしたRoomClipの採用プロセスとは
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一連の採用プロセスをAIが支援し、候補者一人ひとりと向き合う採用へ

書類選考・面接・評価など、一連の採用プロセスをAIが支援。
候補者との対話や意思決定により時間をかけられるようにします。
デジタル人材採用を加速するタレントプールシステム HERP Nurture
複数の求人媒体からの応募情報の自動取り込み、SlackやChatworkとの連携による現場メンバーへのスピーディな情報共有。