
投稿日:2020/9/22
更新日:2023/7/12
HERPの竹本です。
「溜まった採用データを活用したいが何からすべきかわからない」そんなお悩みはありませんか?
今回のイベントレポートでは、株式会社アッテル・株式会社HRBrainと共同開催した「持続的に成長する組織づくりのためのHRデータの活用」より、「失敗しない採用データ活用〜3つの活用シーンと必要なデータ〜」と題したHERP・冨田の登壇内容をお届けいたします
目次
・採用データ活用ができず、実行偏重になっていませんか?
・採用データ活用が難しいのは変数の多さが原因
・1.応募〜入社の日数を把握し、適切な採用計画を作る
・2.可視化するデータを使い分け、関係者を巻き込む
・3.改善点を特定しやすいモデルで可視化する
・まとめ
・ebookを公開中「失敗しない採用データ活用のための基本パターン3選」
まずはじめに、採用データ活用が進んでいない場合に起こりがちなシーンを3つ紹介します。もし、自社に当てはまる部分があればそれは採用データ活用を実施すべきシーンです。
1つ目は、改善の打ち手がK(経験)・K(勘)・D(度胸)に基づき行われるシーンです。データによる裏付けがない状態で施策を実施していませんか?
2つ目は、新しい施策に着手するも施策を減らすことができず稼働がパンパンになるシーンです。成果に結びつかない施策を停止することができずリソースがパンクしたことはありませんか?
3つ目は、経営陣からの「進捗どう?」「意味あったの?」にさくっと答えられないシーンです。レポーティングに時間がかかってしまったり、苦労して出したデータが求められていたものと異なっていて骨折り損になった経験はありませんか?
こんな状況に陥っていたら、それは採用データを活かして改善に取り組むチャンスです。
データ活用が進むと、明確な根拠を元に施策を実施できるので関係者を巻き込むことができるようになります。
また、適切な振り返りを元に不要な施策を切り捨てることができるので、リソースをパンクさせずに新しい施策を試すことができます。
さらに、常に進捗を見える化することができるので、不毛なレポーティング作業から解放されて、経営陣とも次の一手について会話する時間が生まれます。

なぜ、こんなに便利な採用データの活用が世の中に浸透せず、難しいとされているのでしょうか。
それは、採用データの領域では図のように変数が数多く存在し、可視化するデータの切り口を無数に生み出せるからです。 加えて、大元となる採用計画が流動的であることも採用データの活用をより複雑にしています。
そのためデータの活用で失敗しないためには、目的を絞り込み、扱う変数をシンプルに限定することが大切です。
ここからは、弊社が多くの企業をご支援する中で見いだした、採用データ活用で成功している企業に共通する失敗しないパターンを3つご紹介します。
突然ですが皆さんは1人の入社に必要なリードタイムを正確に言えますか?
実は採用データ活用の1番の基礎となるのは採用リードタイム(応募日〜入社日の日数)です。事業計画を策定し、採用人数を算出し、求人票を作成し、母集団を形成し、選考して、という活動の各部分にかかるリードタイムを正確に把握することは採用担当の役目だと考えています。
これができるようになると事業計画に対して、採用の観点から現実的なフィードバックを行うことができるので、無茶な事業計画に基づいた採用活動に従事することがなくなります。
まずは採用データ活用の第一歩として採用リードタイムを必ず把握しましょう。

そのために、図のように応募日/面談実施日/内定受諾日/入社日などの時期の基準となるデータを必ず取得して蓄積しましょう。
確かな根拠を提示することは、関係者を巻き込むために非常に効果的です。その際は関係者とコミュニケーションしながら、その場で必要なデータを取り出せるように、リアルタイムにデータを可視化しておくとより有効です。

この時に注意すべきなのは、巻き込みたい相手によって関心ごとと必要なデータが異なる点です。 例として図では経営陣と現場(事業部)で異なる関心ごとと必要なデータを表にまとめています。
巻き込みたい相手に応じたデータの使い分けを実践することで、常に周囲の協力を得ることができます。
採用データ活用の1番のメリットは、採用活動のボトルネックの特定が容易になることです。
図は採用選考フローをフェーズ毎に因数分解をした、ボトルネック可視化のための基本モデルです。

このモデルに基づき、スプレッドシートや採用管理システムでデータを可視化することで、全体感を見失わずにボトルネックの特定が容易にできます。
ボトルネックの特定ができれば、他の部分に余分なリソースを費やすこともなく効率よく改善のアクションを実行できます。
改善の優先順位付けは必ず量→質の順番に行いましょう。
どれだけ各フェーズでの歩留まりが高くても、数が少なければ成果は見込めません。まずは大元の数を増やす施策から実践しましょう。量に関する改善が完了した後に、各フェーズでの歩留まり改善の施策に着手します。
これら一連の改善のための行動は、モデルによる可視化がなければ、目的が曖昧な状態で闇雲に施策を実施することになっていたのではないでしょうか。
単純なモデルではありますが、ボトルネックの特定を容易にし、どこに注力すべきかをはっきりさせてくれるのがデータ活用の威力だと考えています。
ここまで3つの採用データ活用パターンを紹介してきましたが、いずれも実行するのは簡単で効果は抜群です。
まず、採用リードタイムを正確に把握することで、適切な採用計画を作成できるようになります。 次に、対象の関心ごとに合わせた必要なデータを可視化することで、関係者を巻き込んだ採用が実現します。 最後に、基本モデルに沿って採用データを可視化することでボトルネックの特定が容易になり、次のアクションを一つに絞り込めます。
採用データの活用は複雑で難易度が高いですが、この3つは着手しやすく失敗しない基本パターンといえます。 最初は億劫に感じるかもしれませんが、一度定着すると確固たる足場を得たようなもので、皆さんの採用活動に障害が生じた際に立ち返る場所ができます。
ぜひ、明日からの採用活動にデータ活用を取り入れてみてください!
冨田の登壇内の3つのパターンを具体的に解説したebookを無料で公開しています。
ebookには、本稿に載っていない下記の内容を含んでおります。
・関係者を巻き込むデータの可視化の具体例
・ボトルネック可視化のための基本モデルの分析シートを作成する方法
・採用ファネル毎のボトルネックに対する具体的な改善アクション一覧
ぜひこちらからダウンロードして、採用データ活用の実践にお役立てください!


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